素数円切手

2, 3, 5, 7, 41, (53) , 59円切手

 

素数は 1 とその数以外では割り切れないし、2 と 5 を除いて整数倍しても 10^n にならない。

そういった理由からか、10^n /m を単位とした紙幣・硬貨が多い*1

日本では、一般的に 1, 5, 10, 50, 100, 500, 1000, 2000, 5000, 10000 円が流通しており、アメリカでは 25 セント = 100/4 セント = 10^2 /4 セントがある*2

他にもイギリスでは £20 (20 pounds) 紙幣、£2 硬貨*3、20 pence 硬貨、2 pence 硬貨がある。

例外として、ソビエト連邦では 3 ルーブル紙幣が存在した*4。ちなみに、アゼルバイジャンキルギスにも 3 ケピック硬貨がある。

ちなみに、イスラエルでは1/2シェケルが存在する。

 

このように、2 と 5 以外の素数が単位となることは非常に稀であり、記念硬貨もほとんど 10^n / m の規則に則っているが、切手だと簡単に素数円切手を見つけることが出来る。

 

現在(2018年9月30日)の普通切手だけでも、2, 3, 5 円が当然のようにあり、7円切手(金魚・宝船・鶏・犬・雀…)も存在する。

第一次昭和切手では、単位は厘や銭出会った時代ではあるが、5厘(1/2とも書かれている)、2, 3, 5, 7銭が揃う。

1989年4月消費税が導入されたため、ハガキの郵便料金がは40円から41円になり41円切手が、寄付金を含んだ50+3円切手は実質53円切手が、国際航空郵便用としてきじ航空59円切手などが発行されました。

ということで私が知っている、額面画素数の切手は、

2, 3, 5, 7, 41, (53) , 59円切手です。

*1:#ところでヤード・ポンド法は滅ぼさなければならない

*2:^ は / よりも先に計算する規則となっているが、見やすさのため / の前に半角スペースを入れている

*3:とてもかっこいい

*4:それどころか、1だとルーブル、2 - 4 だとルブリャー、5 以上ではルブレイと、単位の発音が単数・複数以外でも変化するため厄介である