「人ン生について(元 労働を許さない市民の会)」の労働を許さない区民の会 開会宣言・閉会宣言

本記事はeeicベンドカレンダー2020(eeic (東京大学工学部電気電子・電子情報工学科) Advent Calendar 2020 - Qiita) 8日目の記事です。*1

 

開会宣言(無職のメリット)

・働かなくていい!!!!

単純明快。個人の自由を尊重しているため君たちは働いてもいいが、私は義務が嫌い。何かをしなければいけないという漠然とした焦燥感と戦っている現代人は多いが、そうでない私は自由がとっても快適である。私は普段から休日*2に「今日も何も出来なかった」とつぶやいている社会人を見ていると「大変そうですねえ」という気分になる。そういうとき、飲みたい訳でもないのに紅茶をいれて微笑みながらツイートを眺めることさえある。圧倒的精神的優位。ちなみに私はその日特に何もしていない*3

 

昼起きてもいいし、夕方でもいい。平日昼からPokemon GOもできる(プレイヤが少ないので楽。平日昼から毎日やっているおっちゃんがいて、話を聞いたら無職だった。なんでやってるんだろうと思う。お互い様か?)。なぜかそういうnon-社会集団に入ってしまう。そういう人の人生は外れ値なので話が面白い。今のところ一番謎なのは、パソコンとプロジェクタを持ち歩いてるホームレス*4

 

毎日のように働いては疲れている人をタイムラインでみる。お疲れ様である。これからもよろしく頼む。それとも無職になりますか?

 

・時間が自由

いつ飲食店に向かうか、いつ旅に出るか等がとても自由に選べる。平日に観光地に行けば空いているし、航空券が安い恩恵もある。ふらっと旅行に行ったら渋滞もないし、有休でもないから「天気が良いから明日出発!」ができる。した*5

 

残念なことに私の場合、知り合いは労働している人が増えてしまい、そういう人と遊んだり旅行したりするには休日や夜の予定になってしまい、結局高い料金を払う場面では、他の人以上に不快感をつのらせることになったのは盲点だった。

 

ただ、翌日のことを考えなくていいのは楽しい。好きな時間に寝ていいし、好きな時間に起きていい。翌日の予定はほとんどないため、渋滞や行列にもほぼストレス0で対峙できる。心の余裕はさらに心を余裕にする。無職最高!*6

 

・低収入戦争で"勝"てる

「自分低収入だから〜」みたいな不幸自慢に「でも私より貰ってるでしょ?」がほぼ自明な勝ち確カウンターワードになる。年3回ほどしか使っていないが、ボーナスが少ない愚痴、テレワーク補助が少ない愚痴などに「で?」の一言で勝てる。無職にゃ給料も、賞与も何にもない*7

 

給料の話はしない方がいいみたいな謎の勢力がいるが、飲み会ではそんな教訓より強い抑止力になっていると体感した。不憫な人生を自慢してくる人がいたら、無職になってはいかが?

 

・道徳的行為?ができる

これは無職が関係しているかわからないが、具体的にはPokemon GOしながらゴミを拾うようになった*8。単に街が汚れているのは嫌いであり、なんとなく拾っていたのだが割と楽しく、たまに落とし物を拾って警察署に届けている。財布や時計などを拾って届けている。一番高くて5000円を拾って届けて落とし主が見つからずに全額手に入れた*9

 

あと、他人に注意ができる。無用なトラブルの元ではあるが、駐輪違反や路上喫煙*10を注意・通報できる。時間が無駄になるからとできずにいたことが、時間が余って出来るようになった*11。割と注意したらやめるが、やめない人には警察を呼べば警察はかなりちゃんと来てくれるのでそれはそれでよい。信号無視UberEatserを通報したときには10人くらい警察が来て驚いたけど、貴重な体験。

 

ちなみに注意とかをしても、注意程度しかしない。相手が違法行為をしていても違法行為で返して良い訳ではない。法や上例を根拠に文句をいい、通報するのは合法で好きだが、はみ出した看板を破壊・移動するのは違法で嫌いという価値観で生きている。下のリンクはやり過ぎた人の例。(社会に求められたいと勝手に解釈しているがそうなのか? 社会に求められて何が嬉しいのか?)

www.j-cast.com

 

・人と会わない

人間と接することの難しさ・人の目を見て話すリハビリなんて記事を書いた私なので、人と直接会わないのは非常に楽である。特に人間の造形に不快感を感じる私は、人間と目を見て話すのが苦手である(例外もいる)。テレワークが進んだ今年は特殊だが、特に人と会わなくても住む生活ができている。当該記事では

布団に入って天井を見てボーッとしていたら寝ていた……なんて生活がしたかったな。

 

これからも、人間関係を円滑にするだけの意味のないルールのために、時間は奪われ、苦痛を感じ、ルールを守れるようになって絶望するのだろうな。

 

人生は、辛く厳しい。

と記事を締めくくったが、割と望んだ生活になった。

 

閉会宣言(無職のデメリット)

・収入*12が少ない!!!!

単純明快。今までよく会っていた人が社会人になると、その人との遊びがキャンプやカメラやバイク等のお金がかかる趣味になる。ある程度の安定的に入ってくるお金がないと辛い。地元の友人とは所得*13比で支払い比を決めるのでほぼ*14無料で遊べるのだが、そうでない相手もいる。収入がなくて生じる貯金の取り崩しは寿命の取り崩しのように感じられ、支出(購入)の度に緩やかに死を意識する。金のかかる趣味をほとんど持たないため比較的小さなデメリットで済んでいるが、人付き合いは大変である。念のため言うと、別に無職だからって無収入とは限らなくて地主とかもいるんだろうけど、あくまで私の無職の話だからね。

 

・労働的話題について行けない

労働のつらさがわからない。年末調整や賞与の話をしているときに、その話に乗れない。話に入ればエアプ*15になってしまう。趣味で税制に詳しいから実は年末調整・確定申告の話にはむしろついて行けるが、エアプである悲しさは自覚する。労働後の酒のうまさも知らない。ただ平日の昼から飲む酒のうまさを知るだけである*16。あと、Twitterも平日の昼は人が少ないので寂しい。あと、有給休暇っていいなと思う。

 

・時間がないという言い訳が難しい

何かを成し遂げてられなかったときに、精神的に逃げたくなる。そういうとき、時間がめちゃくちゃあって他にやることもないのに単に自分のやる気がなかったが故に成し遂げられなかったことが明確である。例えば本を読もうと思ってたのに一日中YouTubeを見てしまって1ページも読んでいない日など、言い訳が難しい。別に誰かに読書の報告をしている訳でもないのに。まあ私は"有意義"に人生を送ろうと思わず目先の楽しさに溺れるのが好きなので気にならないし、無職になったのかも知れない。

 

・無職が理解されない*17

仕事をしたくないと言う人にさえも、無職であると伝えると「なんで?」と聞かれる。したくないからである。小学校の頃から仕事的な将来の夢はなかった。君たちは常識にとらわれている。警察に所属を聞かれたときに「無職」というのを恥ずかしそうにしている人を見ると、恥ずべきなのかなとも思う*18

 

・自分の変化に気が付きにくい

これはメリットでもあるのだが、人と会わないことで、自分の変化に気が付きにくい。痩せたり腫瘍ができたりしても、自分では気が付きにくい。上述の通り私は人間を見たくないので、鏡で自分も見ないため顕著である。精神がやられても気が付かれるまでには時間がかかるだろう。無理に病院に連れて行かれることもほぼないだろう。殺されたらツイートがないことで気が付いてもらえるかも知れないが、果たして通報までされるだろうか。どうせ殺されているならすぐに気が付かれるメリットはあまりないのだが、拉致くらいならすぐに気が付かれた方がいいかなと思うこともある。

 

そしてさらに社会から遠ざかる気がする。

 

 

 

 

 

 

「人生は、辛く厳しい。」なんて言ってから2年が経っている。現在の生活はほぼ快楽*19である。しかし将来はそうとは限らない。快楽はあるが、安心できない点で幸福*20ではないような、そんな感じである。

 

働かない方が快楽は得られると思っている。しかし、働いた方が幸福なのか私にはわからない。

 

2020年12月8日

 

追伸:手取り700万円以上の私に合ってそうな仕事があればご紹介下さい。

追伸:アドベントカレンダーを埋めないと暇な無職がクソ記事で埋めちゃうぞ。 

*1:誤字だと指摘されたが、1日目の記事がeeicベンドカレンダーと書いているのでそのままにしている

*2:ニートになってからこの概念も他人事になってしまった

*3:いやまあYouTube見たりTwitterしたりしてるけど何もしていない。って言う人も寝るくらいしてるでしょ

*4:めちゃくちゃ数学に詳しい多分40代の男性。

*5:まあそのせいで5日前までに予約の船には乗れなかったが...

*6:少林最高!

*7:ゲゲゲの鬼太郎

*8:常にではない

*9:一時所得として確定申告する

*10:文京区では2020年7月から全面禁止

*11:他人といるときには他人の時間を奪うためしないが、気になっていたことだったので良かった。

*12:所得

*13:厳密には違うが、詳しく語ると非常に長くなる。自由に使えるお金とか、幸福度とかいろいろな物が考慮されている

*14:集合場所までは無料で行けない場合がある

*15:エアプレイ。実際にはしていないのにしている振りをすること

*16:といっても働いている日常があるからこそこれはより強く感じられるだろう

*17:それはそう

*18:これはさっきの通報の末、身分を聞かれるとたまにある情景

*19:今楽しいこと

*20:楽しさが将来も続くと感じること